頚椎後縦靱帯骨化症〜手術の不安に少しでも明るさを〜

頚椎後縦靱帯骨化症の手術で、不安や心配されている方に、ほんの少しの明るさを!

脳外科のついでに整形外科を受診

激しい頭痛にいたたまれず、重い腰をようやくあげ、総合病院を受診した。

自宅から総合病院までは車で約40分。救急病院へは約1時間かかる。万一、クモ膜下で倒れれば、病院に到着するまでに、手遅れとなることも十分考えられる。頭痛の原因を調べておかなければ、命にも関わるとの思いで、脳外科を受診した。

また、運動会後、首の痛みもあったので、ついでにその日の整形外科の予約も取った。これは傷害保険請求に診断が必要なので、一度に診察を済ませようと思ったからだ。

脳外科でMRI検査の結果、“異常なし”とのことで原因がわからず、投薬治療となった。

続いて、整形外科でレントゲン撮影を行った。

まさか、その結果が・・・。

激しい頭痛

秋の地区運動会も無事終わり、田舎暮らしでの初めての冬がもうそこまで近づいてきた。この付近では、平野部で50センチ、山間部では1メートルも雪が積もる地域だ。

この頃から、頭をハンマーで殴られているような激しい頭痛が始まった。今、思えば、運動会の直後からだ。

最初の頭痛から、次の頭痛まで一週間程度。その間隔で数回続いた。その後、間隔が縮まり、5日間隔、3日間隔となり、それまで、頭痛薬を飲んで暫く寝れば治っていたのが、最後は、頭痛薬も効かなくなっていた。

妻から、頭痛が始まった頃から、早く医者に行くように言われていたが、なかなか行かず、頭痛薬が効かなくなってようやく、医者に足を運んだ。

運動会での大縄跳び

田舎暮らしにも少し慣れた最初の秋、周りの山々は燃えるように色づいた。

毎年、秋に行われる運動会は、地区をあげての一大イベントだ。選手に選ばれると委嘱状まで渡される。私は、体格からか、大縄跳びの縄の回し役に任命された。これがまた、なかなかきつい。太い縄を回し続けるには、相当、体力を使う。大縄跳びの結果は覚えていないが、運動会の結果は総合優勝し、その後、祝勝会(負けた場合でも残念会)が行われたのを記憶している。

この運動会が、頚椎後縦靱帯骨化症という難病に出会うきっかけとなるとは、知る由もなかった。